クロスカントリーで板が破損したロシア選手を

メダルをかけた熱い戦いが繰り広げられる中、オリンピックならではの良い話がありました。クロスカントリー準決勝でロシア代表のアントン・ガファロフが下り坂を滑降中に転倒。何とそのときに板が破損してしまいました。

Sochi Olympics Cross Country Sprint

しかし、ホスト国の代表であるアントン・ガファロフ選手は競技を諦めずに続行。折れた板を引きづりながらも果敢にゴールを目指しておりました。途中何度も折れた板に足を取られて転ぶ中、突如あるスタッフがアントン選手に駆け寄り、交換の板を差し伸べたのです。

なんとそのスタッフはロシア代表のスタッフではなくてカナダ代表のスタッフであるジャスティン・ウォズワースさんだったのです。ジャスティンさんは度々転倒しながらも競技を続けるアントン選手を見ていて「罠にかかった動物を見ているような気分になり、いたたまれない気持ちになった。助けて上げたかった。」と述べています。

交換の板をつけたアントン選手は集団に遅れる事3分、無事にゴールすることが出来ました。

勝利至上主義の中、本来の五輪精神「平和」が現れたとても良い話でした。しかし、この話実は続きがあるのですね。

今回、ロシア選手を助けたジャスティン・ウォズワースの奥さんであるベッキー・スコットさんは2006年トリノ五輪にクロスカントリーカナダ代表として出場しておりました。ベッキーとともに2006年トリノ五輪に出場していたチームメイトのサラ・レナー選手に事件は起きました。サラ選手のポーツが競技中に壊れてしまったのです。それまで首位を走っていたサラ選手なのですが、ポールを失ってからはみるみる順位を落としていったのです。そんな中ノルウェー代表のスタッフが彼女に代わりのポールを差し出したのです。本来の力を取り戻したサラ選手は順位を戻して見事に銀メダルを獲得したのですが、この結果、ノルウェー代表のBjornar Haakensmoen選手は4位となってメダルを逃してしまったのです。この話はカナダでは結構有名な話であり、後日カナダはHaakensmoen選手に大量のメープルシロップを贈呈したとか。

トリノ五輪でノルウェー代表に助けられたカナダ代表が、ソチ五輪でロシア代表を助けるという、平和精神が受け継がれているようで素敵ですね。

参考URL: Arthur: Cross-country coach Justin Wadsworth makes Canadians proud with Olympic sportsmanship 

頑張れ日本!
Go Canada Go!

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