スキーハーフパイプ、サラ・バークの物語

約1ヶ月に渡って行われたソチ五輪ですが、先週末に閉幕致しました。最後はアイスホッケー男子で見事カナダが五輪連覇を成し遂げました。

前回、カナダのクロスカントリー代表コーチ、ジャスティン・ウォズワースのちょっと良いお話をご紹介しましたが、今回はスキーハーフパイプのサラ・バーク選手のお話です。

サラ・バーク選手はカナダのオンタリオ出身でスキーフリースタイル・ハーフパイプの選手でした。彼女はWinter X Gamesで4度優勝するなど、その競技では絶対的な女王でした。しかし、当時スキーフリースタイル・ハーフパイプは五輪の正式種目ではなく、彼女が日の目を浴びる事はありませんでした。そのスキーフリースタイル・ハーフパイプを広く知ってもらうために彼女は精力的に活動し、また五輪の正式種目に採用するために一生懸命努力してきました。そんな彼女の献身的な努力の甲斐があり、2011年にスキーフリースタイル・ハーフパイプがソチ五輪から正式種目に決定したのです。

しかし、そんな彼女に不幸が訪れます。2012年の練習中に転倒。頭蓋骨内出血によって帰らぬ人なってしまったのです。今回、本来であれば彼女のためのスキーフリースタイル・ハーフパイプとなる予定であり、また金メダルは確実と言われていた彼女がソチの舞台に立てないままこの世を去ってしまったのです。

しかし、そんな彼女のおかげで今回ソチ五輪の舞台にたてることとなった他の選手たちがサラ・バークさんの分まで渾身のプレーを見せてくれました。そして、多くの選手たちがプレー後に彼女へ感謝の気持ちを表現していました。

全競技を終えた後にハーフパイプのボランティアのスタッフたちがハートを型どって滑走し、彼女へ感謝のメッセージを伝えていた光景はとても印象的でした。



 

Sarah Burke remembered in volunteers’ heart-shaped halfpipe skiing tribute, ashes spread over course


今後、彼女の思いを背負って多くの選手が五輪の舞台で活躍する事を祈ってサラ・バーク選手のコーチが彼女の遺灰をコースに撒いたそうです。

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