カナダの飲酒

飲酒の年齢制限は州によって異なります。飲酒はケベック、マニトバ、アルバータ州は18歳以上、その他の州は19歳以上からとなっています。日本のコンビニなどでお酒を買う際、身分証を提示する事はまずありませんが、カナダでは10〜20代前半ぐらいに見える人が酒類を購入する際、必ずと言っていいほど身分証を提示を求められます。そのため子供が親のおつかいで酒屋で酒を買うとかは有り得ません。アジア人は特に若く見られがちなので20代の方は覚悟して下さい。私は20代後半で留学しましたが、8割以上の確率で身分証の提示を求められました。その都度、「お前は若く見えるな〜」という下りほぼ鉄板でした。(笑)

カナダ産ビールは350ml/缶 x 6本で約$10前後です。輸入ビールは+$5~10ぐらいでカナダ産より割高になります。カナダ産ビールはで有名なのは Molson CanadianLabatt Blue です。カナダのビールは基本的に甘いです。アサヒスーパードライ好きの私には全く合いませんでした。ワインはボトルで$10~。こんな寒い国でワイン作れるのかと思いますが、カナダ産のワインもいくつかあります。

カナダと言えば、世界5大ウィスキーとして知られるカナダディアンウィスキーがあります。中でもカナディアン・クラブは日本でサントリーが輸入販売するほど有名です。

屋外での飲酒は違反

私がカナダに行って大きなカルチャーショックを受けた一つが屋外の飲酒が法律違反であることです。花見文化や祭り文化のある日本人にとって屋外禁酒は考えられませんが、カナダではかなり厳しく取り締まっています。春・夏の温かい陽気の中、調子に乗って外でビールを飲まないよう気をつけて下さい。どうしても屋外で飲みたい場合は、庭やバルコニーで我慢して下さい。

屋外飲酒の裏技

とにかく飲酒に関しては厳しく取り締まられています。栓の開いた酒類の缶・瓶を外に持ち出す事すら禁じられています。私がお世話になったホストマザーは開封した酒を水筒に移して友人の家に持っていっていました。また酒屋の店員曰く、ビール缶そのままで外で飲むと違法ですが、水筒に移したり、別容器に移したり、紙袋に入れて飲んだりと、外から中身がわからないようにすれば大丈夫だそうです。実際、キャンプ場や公園でのバーベキュー、またカルガリー夏の名物であるボウリバーの川下りの際は皆あの手この手でカモフラージュしてお酒を飲んでいます。

飲酒運転について

日本では最近飲酒運転に関する道路交通法の取締りが非常に厳しいです。運転免許証の種類によって飲酒の取り締まりが異なり、Class 5 Full であれば微量の飲酒であれば、大丈夫ですが、Class 5 GDL の人は一切の飲酒が認められていません。基本的には飲んだら運転しないように、運転するなら飲まないように、注意して下さい。飲酒で捕まった場合、罰金切符ではなく、逮捕されて留置所に行くと思って下さい。

酒屋で購入したビール、リキュール類を助手席に置いて運転しているだけで、飲酒運転と誤認されて逮捕される事もあるようです。カナダで酒類を購入したら、トランクにしまうのは慣例のようですので注意して下さい。

カナダのたばこ・煙草

カナダでは喫煙は19歳以上からとなります。飲酒同様、若く見られる方は身分証の提示が必ず求められます。カナダではタバコは高級な嗜好品です。禁煙・分煙文化が日本より進んでおり、喫煙率も人口の2割を切ります。喫煙者は完全なマイノリティーになると思って下さい。日本と異なりたばこの値段は店舗によって多少違いますが、それでも1箱20本で10ドル以上です。マルボロなどの外国産のたばこはさらに高いです。カナダ産のたばこは長さが2種類あって、ミディアムサイズとキングサイズがあります。キングサイズが日本のたばこと同じ長さになります。ミディアムサイズはやや短いです。ちなみにどちらも値段は一緒です。本数も異なり1箱25本です。

喫煙者は免税店での大量購入をオススメします。多少税金を払ってでも免税店で購入した方が断然安いでしょう。私は留学当時は喫煙者(ライトスモーカー)でしたが、免税店で一切買わずに渡航した事を後悔しました。もともと吸わない方でしたが、タバコがまずいくせに高いのと寒いくせに屋内禁煙なのとで最終的に禁煙し、そのまま完全な非喫煙者となりました。

カナダは屋内禁煙

カナダは日本以上に分煙化が進んでいます。原則、公共施設における喫煙は禁じられおり、細かい規則は州ごとに異なりますが、アルバータ州の場合、公共施設、オフィス、建物の入口、窓の5m以内の喫煙は禁じられています。ここで言う公共施設というのは州の施設とかだけではなく、ショッピングモール、レストラン、バー、パブなど人が集まる場所全てです。バーやパブでは喫煙所が外に設けられている事がほとんどです。またアルバータ州に限らず子供が同乗している車内も禁煙となります。

家の中は家主によりますが、基本的に禁煙です。私がアパートを借りる際は喫煙の有無を聞かれ、屋内は禁煙である事を念押されました。賃貸で屋内喫煙した場合、退去時に100%壁紙交換を強要されるので、覚悟して喫煙して下さい。

屋内禁煙となると冬は零下20~40度の中、バルコニーや庭でたばこを吸わなくてはいけないので、相当しんどいです。ある雪が降る朝、バルコニーでコーヒーを飲みながらタバコを吸っていたら、その間に窓枠が凍りつき、部屋の中に入れなくなる事件がありました(笑)結構、あるあるな話なので気をつけて下さい。ちなみに持ち出したホットコーヒーは吸い終えて部屋に戻る頃にはアイスコーヒー並みに冷えます。

日本から煙草を送ってもらう

喫煙者の方は日本の両親、友人から小包を送ってもらう際、たばこも一緒に送ってもらうと良いかもれいません。タバコは1カートンまでは無税で送る事が出来ます。2カートン以上送ると課税対象になるので気をつけましょう。免税店で購入したタバコを持ち込む際も同様です。

大麻合法化

カナダではたばこを吸う人より、大麻を吸う人の方が多いとはよく言われています。但し、誰でも吸っているわけではなく、やはり学校の中でもややヤンチャな人たちの集まりが吸っている印象です。そんな中、2018年10月17日より、先進国では初めて嗜好品としての大麻(マリファナ)の所持、使用が合法化されました。タバコ同様、各州により詳細な規則は異なりますが、アルバータ州では18歳以上となっております。その他、規則は以下の通り。

Cannabis legalization in Alberta

  • 18歳以上
  • アルバータ州認可店、もしくはalbertacannabisでのみ購入可能
  • 一度の購入、または所有できるのは最大30g
  • 公共施設での喫煙不可
  • 家で栽培する場合、4プラントまで
  • 大麻喫煙後(ハイな状態で)の運転は不可
  • 乗り物の運転席から手に届く範囲に置いてはいけない
  • 食用大麻の販売は不可
  • 子供は大麻販売店に入店不可(保護者同伴でも不可)

カナダ在住日本人の場合

尚、上記規則、法律はあくまでカナダ人に対して適用されるものであり、カナダ在住日本人はまた別となります。以下、在カルガリー総領事館からのメール案内となります。

「カナダにおける大麻に関する法律」が10月17日より施行されます。一方,日本の大麻取締法においては,大麻の所持・譲渡(購入含む)等については違法とされ,処罰の対象になっており,この規定は海外において行われた場合でも適用されることがあります。在留邦人や日本人旅行客の皆様におかれましては,これら日本の法律を遵守の上、日本国外であっても大麻に手を出さないよう注意願います。

「カナダにおける大麻に関する法律」が10月17日より施行されることに伴い,注意点についてお知らせいたします。

  1. カナダでは,本年10月17日から,大麻(マリファナ)の所持・使用が合法化されます。
  2. 一方,日本では大麻取締法において,大麻の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ、処罰の対象となっています。
  3. この規定は日本国内のみならず,海外において行われた場合であっても適用されることがあります。
  4. 日本の法律を遵守の上,日本国外であっても大麻に手を出さないように十分注意願います。

(参考)カナダにおける大麻に関する法律(2018年6月21日成立)

  1. 目的:同法は、カナダ全土における大麻の製造,頒布,販売及び所持を管理するための厳格な法的枠組を策定するものであり,(ア)未成年者による大麻の利用を防止すること,(イ)大麻による利益から犯罪者を排除すること,(ウ)安全で合法的な大麻を成人が利用できるようにし公衆の健康と安全を保護することを目的とする。
  2. 主な内容:(ア)大麻使用の管理:州法が規定するところに基づき,18歳以上の者*は合法的に30グラムまで大麻を所持したり他の成人と共有したりすることができるものとする。※州・準州は,同法の定める年齢よりも高い年齢(例:19歳)を州の大麻使用の最低年齢として定めることができる。(イ)未成年者の保護:18歳未満の者に対し大麻の販売又は提供した者は,懲役14年以下の罰則が科されるものとする。なお,大麻が販売される場所,大麻の使用が禁止される場所等の細則については州法で規定されることとなる。
  3. 注意事項:大麻のカナダ国外への持出し及びカナダ国内への持込みについては,同法施行後も引き続き違法となる。
  4. その他:大麻の合法化についてはトルドー政権が公約として掲げていた重要施策の一つ。