カナダの携帯電話・スマートフォン

カナダの携帯電話・スマートフォンは日本と似ています。日本にはドコモ・au・ソフトバンクという大手3社があるように、カナダにもBell・Telus・Rogersという大手3社があります。ただし、日本と違うの点はカナダの場合、国土が広いため、1社でカナダ国内の通信網を全てカバーしているということはほとんどありません。カナダ西部に強いTelusはカナダ東部ではBellのネットワークをローミングしたりして、Bellはカナダ西部ではTelusでローミングしたりと国内でもローミングし合うことが当たり前です。

短期滞在者であれば、ドコモ・au・ソフトバンクのスマートフォンをそのまま持ち込んで海外ローミングする手もあるかと思いますが、帰国した後に料金を見て後悔することは間違いありません。海外ローミングはせいぜい2,3日程度にしておいた方がいいでしょう。もし1週間以上滞在を考えているのであれば、現地のプリペイドSIMを購入した方が絶対にお得です。そして、もし1年以上の滞在を考えているのであれば、カナダ人と同様に普通の月額サービスを契約すると良いでしょう。

日本の大手通信事業者と同じように複数年契約することによってiPhone・Android端末を安く購入することは可能ですが、複数年契約の場合、だいたい2年以上である事が多いのでワーキングホリデーなど1年未満の滞在の人には向きません。そのような人はMVNO事業者のマンスリー契約をするか、プリペイド契約をするか、もしくは日本帰国予定者から端末・契約を引き継ぐと良いでしょう。日本で購入したiPhone・Android端末のSIMロックを解除してカナダで利用することを考えている方は以下のページを参考にして下さい。

SIMロック解除したスマートフォンをカナダで利用する | カナダ留学ノススメ

プラン内容と料金

日本の携帯電話・スマートフォンの契約と類似していて、音声通話は一律無料、データ通信量に応じて金額が変動する形です。月額料金は日本とさほど違いはありません。

音声通話に関しては基本的に市内(Local)、州内(Province-wide)、国内(Nation-wide)、国内&米国(Canada & US)の4つカテゴリーがそれぞれのカテゴリーで通話無料となっています。市内通話契約の人が他都市へ電話をすると長距離通話となり、これらは従量課金されます。州・都市により電話番号の最初の3桁が決まる為、現地の人はその番号でどこから電話がかかってきているか判断します。(例:バンクーバーは604/778~、トロントは647/416~等) 自分の生活圏を考えて、音声プランを契約してください。音声通話はFaceTimeやLINEトークを使うのがほとんどという人は気にする必要はありません。

データ通信に関しては選択したプランのデータ容量以上を使うと超過利用となり、翌月に課金されます。日本のように速度制限がかかってもデータは課金なしで利用できるものではありませんので、ご利用には十分ご注意ください。

契約プランの種類

カナダのプランはそれぞれ、年間縛り契約プラン/マンスリープラン/プリペイドプラン/データプランの取り扱いがあります。“年間縛り契約”は携帯を購入し、特定のプランを一定の期間使用しなければなりません。もし途中解約される際は日本と同じように違約金がかかります。“マンスリープラン”は月毎の契約となり、選択されたプランを周期毎に請求され、解約するまで使えるプランです。“プリペイドプラン”は利用分だけ課金し、一定のサービスを超える場合または期間が切れる際に自動的にストップするプランです。1ヵ月程の短期の人にはお勧めですが、プランを1ヵ月以上継続される際は都度連絡を入れ、自分で課金していきます。データプランとは、電話番号無しのインターネットだけ使うプランとなり、Google MapやLINEだけ使いたい人にはお勧めですが、カナダ人は電話・テキストメッセージをよく使うため、現地の人と連絡をするのであればあまりお勧めではないです。

その中で留学生・ワーキングホリデーの滞在者に人気なのが、“マンスリープラン”です。いつでも開通・解約ができるプランでき、滞在予定の短期・長期関係なく利用できるからです。(通信会社によっては手数料はかかります)

契約方法

ダウンタウン周辺や各ショッピングモールに携帯電話のショップがあるので、自分が契約したい通信事業者のショップを訪れて下さい。留学生、ワーキングホリデーの人はショップの店員によって拒否されることが稀にあります。日本の携帯ショップと同じように店員によってそれぞれ対応が違うので、仮に断られても別のショップでトライしてみましょう。

契約時に必要な物

  • 顔写真付身分証明書 (パスポート等)
  • クレジットカード
  • 現住所を証明できる物(州政府発行運転免許証もしくは公共機関からの手紙等)

契約の流れ

  1. 電話本体の選択(購入する場合)
  2. 契約の選択(複数年契約など)
  3. 契約時に必要な身分証明書などを見せて申し込み開始
  4. オプションの選択
  5. 電話番号の選択(Fidoはできます。他社は知りません。)
  6. 支払い(電話本体のみ)
  7. 電話開通(数分~数時間後にすぐに利用可能です。)

カナダの通信事業者

冒頭で紹介したようにカナダにはTelusRogersBellという大手三社(日本で言うところのドコモ、au、ソフトバンク)があります。またケーブルテレビ・インターネットを主要サービスとして提供していた Shaw CommunicationsFreedom Mobile を設立して新たに通信事業を始めました。現在は4番手に位置していますが、チャレンジャーの立場ということもあって料金は大手3社よりかなり安いです。

主要大手3社の料金が高くて契約が難しい場合は、大手3社の設備を利用して格安SIMを提供するMVNO事業者(Virgin MobileKoodo MobileFido等)を利用する方法があります。これらMVNO事業者は自分たちで設備投資を行う必要がないため、大手事業者よりもリーズナブルな金額でサービスを提供しています。日本で言うところのIIJmioLINEモバイルUQモバイルがそれに該当します。

日本で購入したスマートフォンでもSIMロックを解除して持ち込めば、カナダの通信事業者と契約して利用することが可能ですが、日本国内向けに販売された端末によっては通信方式(HSPA+、GSMなど)が対応しておらず通信できない可能性があるので注意が必要です。ソフトバンク(旧イーアクセス)のスマートフォンであれば HSPA+ に対応している可能性が高いです。LTEに関しても日本とカナダでは異なる周波数を使用しているため、日本国内向けに販売されたスマートフォンではLTEは利用できない可能性は高いです。詳細は端末の仕様を確認して下さい。なお、iPhoneの場合、細かい違いはありますが、日本で購入したものでも北米で使用に関しては心配する必要はありません。

通信方式:LTE(2/5/4/7)・HSPA+

料金データ音声
$803GB市内無料
$854GB市内無料
$906GB市内無料

ケベック州モントリオールに本社を置き、カナダ1位の通信事業者。

通信方式:LTE(2/4/5/7)・HSPA+

料金データ通話
$803GB市内無料
$854GB市内無料
$906GB市内無料

ブリティッシュ・コロンビア州に本社を置き、カナダ西部を中心に全域に展開。Bellに次ぎ、カナダ2位の通信事業者。

通信方式:LTE(2/4/7 )・HSPA+

料金データ音声
$803GB市内無料
$854GB市内無料
$906GB市内無料

オンタリオ州トロントに本社持つ、国内3位の通信事業者。MVNO事業者として知られるFidoを傘下に持つ。

通信方式:LTE(4/7/13/41/66)・HSPA+

料金データ音声
$505GB(500MB)国内無料
$6010GB(1GB)国内無料
$8015GB(2GB)国内無料

Shaw Communicationsの子会社であり、カナダ国内では4番手の位置付け。Home(自社)/Away(他者)があり、()内はAwayで使えるデータ量

2018年10月更新

MVNO事業者

上でも説明したようにMVNO事業者は大手3社の設備を利用して格安SIMを提供しています。カナダでは大手傘下のMVNO事業者が2段階に分かれており、Virgin MobileKoodo MobileFidoのミッドレンジを対象としたMVNO事業者とLucky MobilePublic MobileChatrのエントリーレベルを対象としたMVNO事業者があります。

ミッドレンジの中ではFidoが1996年からカナダで同様のサービスを展開しており、Virgin MobileKoodo Mobileはどちらかいうと新参者です。

エントリーレベルの3社はいずれも割と新しく時代の流れに沿ってできたサービスに合わせて登場した会社ばかりです。月額料金はいずれも安いですが、通信網が3Gネットワークとなるため、LTEに比べると通信速度が遅くなります。Public MobileのみLTEのプランを提供しています。

また、MVNO事業者とは異なりますが、PhoneBoxは旅行者向けに格安SIMカードを提供しております。価格帯的にはミッドレンジとなりますが、旅行者向けともあって日本語での申し込みも可能となっております。

通信設備:Bell

料金データ通話
$503GB国内500分
$605GB国内500分
$707GB国内500分

通信設備:Telus

料金データ音声
$503GB国内500分
$605GB国内500分
$707GB国内500分

通信設備:Rogers

料金データ音声
$503GB国内500分
$605GB国内500分
$707GB国内500分

通信設備:Rogers/Telus

料金データ音声
$402GB国内無料
$556GB国内無料
$657GB国内無料

2018年10月更新

プリペイドプラン

数週間だけの留学であってもスマートフォン・携帯電話はあったらやはり便利です。むしろスマートフォン・携帯電話が常時使えない生活は極めて不便でしょう。プリペイド方式の場合、自分が使用するデータ容量だけ事前購入する方式になるため、使いすぎる心配がありませんし、契約に縛られる心配もありません。通常の契約に比べて料金はやや割高ですが、契約の敷居が低いのがポイントです。

主要大手3社(Telus、Bell、Rogers)のプリペイドは安くありませんが、MVNO事業者として主要大手3社の子会社がエントリー向け、ミッドレンジ向けなどのプリペイドサービスを提供しています。

Lucky Mobile

通信設備:Bell

料金データ通信通話
$402GB (3G)国内無料
$455.5GB (3G)国内無料
$507.5GB (3G)国内&US無料

Public Mobile

通信設備:Telus

料金データ通信通話
$404.5GB (3G)国内無料
$456GB (3G)国内無料
$452GB (LTE)国内無料

Chatr

通信設備:Rogers

料金データ通信通話
$402GB (3G)国内無料
$454GB (3G)国内無料
$506GB (3G)国内無料

PhoneBox

通信設備:Telus/Rogers

料金データ通信通話
$451GB (LTE)国内無料
$653GB (LTE)国内無料
$856GB (LTE)国内無料

2018年10月更新

プリペイドSIM契約手順

  1. SIMロック解除した端末とパスポートを持って携帯電話会社のショップへ行く
  2. プリペイドSIMカードを購入する
  3. SIMカードのサイズは3種類(通常のサイズ、マイクロSIM、ナノSIM)あります。多くのスマートフォンはマイクロSIMカードを利用しています。ガラケーは通常のサイズです。ナノSIMを利用しているのはiPhone5以降です。自分の携帯電話に合うタイプのSIMカードを選択する。

  4. 契約するプランを選択してアクティベーションする
  5. アクティベーションはショップの店員さんと相談しながらやったほうが良いと思います。予め自分が契約したいプランを決めておくと良いでしょう

  6. Top-upする
  7. 利用できる上限に達した場合や期限を過ぎた場合はTop-upをすれば追加購入することが可能です。オンラインからもTop-upできます。