就職・転職活動

語学留学やワーキングホリデーの方であれば、帰国するタイミングは様々だと思います。帰国後してすぐに就業を考えている人は、カナダ滞在時(日本帰国1ヶ月前ぐらい)から就職・転職活動を開始することを強くお勧めします。自分で働きたいと思う会社があるならば、その会社のホームページで採用情報を随時確認。仮に自分の希望する職種がなくても、人事宛のメールアドレスがわかるならば、そこへ履歴書を送って熱意を見せるのも1つの手段でしょう。

また、どこの会社で働きたいという希望が特にない人はとにかく転職支援サイトや人材派遣登録会社へどんどんと登録するのが大事です。この登録作業、結構時間がかかるので、カナダ滞在時に時間を見て、どんどんと登録して行きましょう。ページ右側に主な転職支援サイト、人材派遣サイトなどを掲載しておいたので、利用すると良いでしょう。

大学・カレッジ卒業生

大学・カレッジを卒業した人の場合、カナダで就職するのか、日本で就職するのか別れることと思います。カナダの場合、日本と違って皆と一斉に揃って就職活動を行うようなことはありません。私が就業した学科では4年次がプラクティカムと言って企業で働きながら、レポートを提出することになっていたため、3年次後半から学校のホームページに掲載される仕事募集の案内を確認し、良いのがあれば応募するという形でした。企業側はプラクティカムのための学生を募集していることもあり、そこで1年働いたのち双方で合意すればそのまま正社員として採用されたり、そうでなければ改めて就職活動をする人もいます。カナダ人の就職活動は割とのんびりで、日本の大学生のように切羽詰まっている感じは全くしません。ポツポツと良さそうな仕事があれば面接を受けるというぐらいでした。

日本で就職

欧米の大学・カレッジの卒業は5月であり、9月が新年度となるため、日本の大学生たちと同じタイミングで就職活動はできません。グローバルな人材を求める日本の大企業でさえ、9月の新卒採用に対応している会社はまだまだ少ないです。卒業後、帰国して日本の企業で働くことを考えている人はなるべく早めに就職活動を活動し、人事に卒業のタイミングや帰国の時期の相談をしておきましょう。欧米の大学・カレッジを卒業するぐらいの人であれば、新卒であれ、中途であれ、割とすんなり仕事は見つかると思います。決して急がずにじっくりと仕事を見極めて下さい。

人材紹介会社を利用

私の場合、日本での職務経歴があり、中途採用となるためバイリンガル用の人材紹介会社を利用して仕事探しを行いました。自分で募集企業を探すというのは大変ですし、自分が知っている企業がすべてではありません。世の中には世間に知られていない大企業・優良企業は多数存在します。そのような自分ではとても発掘できないような新しい会社との接点を作ってくれるのが人材紹介会社です。彼らは企業の人事部・採用担当者と密に連絡を取り、募集案件があれば、いち早くマッチングするクライアントに紹介し、履歴書送付、面接調整などを行ってくれます。

利点

  • 募集案件をどんどんと紹介してくれる
  • 自分では見つけようのない募集案件を知っている
  • 履歴書送付、面接調整などの段取りをすべて行ってくれる
  • 給料など待遇面の交渉を行ってくれる

欠点

  • 悪く言えば人身売買業者
  • 人のことを商品としか思っていないエージェントが多い
  • 紹介料として企業側から年収の2-3割の手数料を取るため、採用側の負担大

バイリンガルとして働く

バイリンガルとして外資系企業で働きたいと考えている方は、バイリンガル用の人材紹介者会社を利用するなり、Linkedin を利用して就職活動を行いましょう。この場合、英語のスキルは必須となり、日常英会話レベル以上のものが要求されます。日本語の履歴書よりも英語の履歴書も重要となります。メールでのやり取りを始め、面接などすべて英語で行われると思って下さい。但し、面接官の外国人も日本で何年も生活している人が多く、日本語が流暢な人が多いので、多少発音がおかしかったり、会話が詰まったりしても親切に対応してくれるのでご安心を。このような外資系企業の場合、TOEICなどの英語の点数は一切気にせず、英語による面接で語学力の判断を行います。

Linkedin

近年、Linkedin による就職・転職活動が大きくなりつつあります。Linkedin は転職・就職活動を目的としたSNS、つまりFacebookのようなものだと思って下さい。Linkedin 上で仕事探しも可能ですし、ここである程度の履歴・職務経歴を記載しておくと企業の採用者や人材紹介者から連絡が来ます。大学・カレッジ卒業生はぜひアカウントを作っておいて下さい。

キャリアクロス

キャリアクロスはバイリンガル向けの就職情報サイトです。Linkedinよりも前からずっと存在しているサイトです。ここで履歴書をアップロードすれば、人材紹介会社や企業から連絡があります。また、自分から興味がある募集案件があれば申し込むことが可能です。募集案件のほとんどが人材紹介会社の案件なので直接の雇用主が不明な案件が多いです。新卒・中途問わず利用できます。

外資系企業

一概に外資系企業と言っても様々な種類があります。ここでいう種類と言うのは業界・業種ではなく、企業風土の部分です。私見ではありますが、外資系企業にも一応外資系と純外資系の2つのタイプがあり、純外資系にも米系と欧州などその他純外資系の2つに分かれます。私の実際の就業経験をもとにそれぞれを説明したいと思います。

一応外資系

大手外資系企業の多くがこれに当たります。日本に進出した当初は純外資系であったのですが、長年に渡って日本でビジネスを展開するに当たり、日本の文化にすっかり馴染んでしまった外資系企業です。このような企業の場合、一部外資の雰囲気が残っていますが、極めて日系企業に似たシステムとなっています。そして日本で独立してビジネスを展開している形になり、社内でも外国人を見ることは少なく、英語を話す機会はほとんどありません。福利厚生や待遇面などは他の日系企業と変わりません。IT系の大企業はこれに該当するところは多いです。

米系純外資系

IT系のベンチャー企業や金融企業がこれに当たります。IT系のベンチャーの場合、従業員数も少なく、平均年齢も若いことが多いため、企業風土としては完全にアメリカ風になります。また、本国の従業員と密接に働くことがあるため、英会話力は必須です。金融系は長く日本でビジネスを幅広く展開しているのですが、本国の社風がしっかりと残っている場合が多いです。それは社内において外国人の占める割合が高く、特に管理職が外国人であることが理由になります。社内の公用語は英語であることが多いです。待遇面は一応日本の法律を遵守した形を取っていますが、解雇するときは容赦なくします。

その他純外資系

一般的に日本で外資系と言うと、その多くがやはりアメリカ系の外資系企業が多いのですが、ビジネスの国際化に伴い、欧州系やその他アジア系の会社もかなり日本に進出しています。ただし、アジア系の外資系企業の場合、さきほど紹介した一応外資系に近い企業風土であることが多いです。欧州系外資企業はアメリカ系に比べ圧倒的に数も規模も小さいため、なかなか雇用チャンスはありませんが、機会があればぜひお勧めします。休暇文化が浸透しているのと、アメリカ系ほどきつい競争社会ではありません。また、従業員も多様化しており非英語圏の様々な人たちがそれぞれの訛りのある英語を用いて会話します。

会社の選び方

私の会社の選び方を紹介します。応募する前に会社のホームページ、ニュース、財務情報、採用条件など様々な角度から会社を下調べする方法があります。しかし、この段階で得られる情報はあくまで一般的な情報であって、実際に働く職場環境までは教えてくれません。ホームページやCMなどで見る会社の雰囲気は良くとも、面接すると実は全く異なる雰囲気だったりする会社だってあります。会社全体としてのイメージも大事ですが、実際に働く環境の雰囲気というのが働く側にとっては一番大事なので、そういう意味では現場マネージャなどとの面接を会社(職場)を判断する重要ポイントとしておくと良いと思います。事前調査のイメージは悪くとも、とりあえず、面接を受けることをオススメします。そして、実際に直属の上司となる人と面接し、その人の目を見て、その人が本当に楽しそうに仕事をしているかを判断してください。明らかに不健康そうであったり、目がうつろな人であったら危険信号です。あと、人の目を見て話さない面接官もNGです。そういう人は上辺では良いことを言っているかもしれませんが、真実は異なることが多いからです。